カッパから始まった遠野での「縁」
カッパが好きだったことから遠野での縁が始まり、昨年遠野市在住の旦那様と結婚。
カッパも自然も人にも惹かれたと笑顔で教えてくれた風由子さんに、移住に至るまでと遠野の生活についてお話を伺った。
遠野に移住してきたきっかけはなんですか?
小さい頃からかっぱが好きでした。小学1年生のときに雑貨屋さんで出会ったかっぱのぬいぐるみ「かっぱちゃん」の可愛さに心惹かれ、それからかっぱグッズを集めるほど好きになっていきました。その頃上映していた「河童のクゥと夏休み」から遠野を知り、いつか行ってみたいと思ったんです。それから一度家族で岩手に訪れる機会があり、岩手を周りました。大学生の頃に自動車免許を取ろうと思っていたとき、遠野の免許合宿を発見したんです!地元で免許を取るよりも遠野の免許合宿のほうがはるかに安くて、遠野へ行きたかった私にはピッタリでした。(笑)すでに何度か訪れていた遠野でしたが、合宿で2週間滞在し、その期間に「遠野まつり」や地域の人との交流、その時期の美しい自然に魅入られ移住を意識しましたね。
そんな中でコロナが流行し、遠野に来ることが難しくなっていた時に、協力隊の存在を知って、宮守川上流生産組合が協力隊を募集していたことから思い切って応募し、移住することになりました。
遠野のどんなところが気に入っていますか?
人が好きですね。
それから美しい自然も好きです。地元にいたときには感じることができなかった鳥の鳴き声や、季節の花々、その時期のおいしいキノコなどすごく身近に自然を感じることができます。
寒い冬を過ごすことで春の芽吹きを楽しむことができるのも、とっても充実しているなって感じますね。
地域のかたとの関わりはどうですか?
宮守川上流生産組合で地域おこし協力隊として活動しました。その中で農と食をテーマに商品開発に取り組むなか、農業経験のない私にもとてもよくしていただきました。近所のおばあちゃんからご飯を心配されて差し入れをいただいたり。(笑)やさしい人達に恵まれましたね。
また、知り合いから声をかけてもらい小友の長野獅子踊りを習っています。難しいですがそこがとても楽しい!と感じます。昨年の遠野まつりにも参加させてもらいましたね。
遠野に移住してから、困ったことや感じたことはありますか?
冬対策ですね。雪の降らない地域から来たので冬対策といっても何をどうしていいのかわかりませんでした。服装だったり、備えなきゃならないものだったり。
遠野は雪がさほど積もらないのですが、とても寒いので道路はツルツルになります。始めはどう運転していいのかもわからなかったのですが、今は注意して運転することを心掛けています。
あと、私自身少し肌が弱い体質だったんです。お水を使って洗い物をすると肌がかゆくなったり、少しただれたりと。それが遠野にきてお水を使っていると改善していることに気が付いたんです!遠野のお水はカルキ臭くないし、そのままお料理や生活に使用しています。水道からでるお水を直接水筒に入れて飲むことができるなんて…。
これには感動しました。
肌が弱くて同じように悩んでいる方にぜひ知ってほしいですね!
これからやってみたいことは何ですか?
遠野に興味のある人を増やすことですね。
遠野にまた来たいと思える人を増やしたいと思いますね。
遠野へ移住を考えている方へ一言お願いします。
一度、暖かい時期に訪れてみてほしいです。
それで遠野を好きになったら春夏秋冬も是非訪れてほしいですね。
「遠野まつり」には私が参加している長野獅子踊りが出ます。
ほかにも多くの芸能団体がありますが、一度見に来ていただいて、なにか感じてもらえると嬉しいです。
担当者Mのつぶやき
遠野が好きとニコニコ話される姿にほっこり癒されました。
遠野の好きなところをたくさん語っていただき、改めて遠野の良さに気づかせてもらいました。