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ふるさと発見探偵団~くるみで何つくる?編~

 

 

 12月4日。令和元年度ふるさと発見探偵団の最後の活動日です。夏にあったキャンプや登山に行けなかったのが残念ですが、一回限りの今回をめいっぱい楽しむ気持ちで臨みます。久し振りにサポーターとして参加したら、これまで担当されていた職員のお兄さんが異動になっていたり、秋までいたはずの子が海外に引っ越していたり、数か月の間に急に大人びた子がいたりと驚きの連続でした。ある程度年を重ねた自分と小学生の皆とでは、時間の流れが違うのでしょうか?彼らに負けないように成長していきたいなあ。

 

 と、いうことで!

 この日は遠野ふるさと村でくるみ餅づくり体験をしました!

 くるみを食べる習慣がある地域の人は、おいしいものを食べたとき「くるみの味がする」と表現することがあるそうです。くるみが「おいしいもの」を表す言葉になるほどに好まれていたというのがよく分かりますね。

 わたしもこちらに来てくるみ餅のおいしさを初めて知ったのですが、とにかく本当においしいです。つきたての餅に、作り立てのくるみのタレ。遠野の人にとっての「おいしいもの」をこれから作ると思うとワクワクします!

 まずはくるみを割る所から。この日、初めてくるみ割りに使う道具を目にしたのですが、参加した子たちからは「やったことある」「じいちゃんばあちゃんがやってる」といった声がちらほら聞こえてきました。くるみが身近であることの証拠ですね。

 

 

 なかにはいくらトンカチで叩いても割れなかったり、角度が悪く殻が砕けてしまったり…と苦戦する子も。くるみは殻も固いですが、割ったからといって中身が取れるわけでもありません。固い殻の内部にたくさんできた殻の小部屋から、収まっている実だけをつまようじで掘り出します。殻に反して、くるみは油が多いためか意外と柔らかく、うまくいかないとつまようじで実に穴を開けたり、その勢いで砕いてしまったりします。きれいなまま取り出さなければいけない…というわけではないですが、試してみると想像よりずっと難しい!根気よく続ける作業です。

 掘り出したくるみをすりばちに入れたら、すりこぎ棒でゴリゴリと細かくしていきます。醤油や砂糖を加えてひたすらすりつぶすと、油と調味料が混ざり合ってタレが出来てきます。学校のストレスをぶつける気持ちでやる!という気合の入った子もいて、賑やかな作業になりました。

 

 

 タレを作るかたわらでは餅つきが!!ふかしたもち米を臼に入れたら、杵を使って餅をついていきます。写真がブレてしまいましたが、湯気の下には白いもち米が…!

 

 もうもうと上がる湯気ともち米の匂いに期待を膨らませるみんな。遠野に来る前のわたしにとって、「餅」といえば年中食べられる袋入りの切り餅だったので、本来のごちそうの作り方を前にして心が躍りました。これが餅のありがたみ。

 この後わたしもわたしも!と手を上げ、大人げなくやらせていただきました。杵を振り上げるのが楽しい!でもすぐ疲れる!体力不足を実感しましたが、見ていた子やサポーターの方に褒めていただいてちょっと天狗になりました。(あと2年もしたら追い越されそうだな…)

 

 そうして作った餅にくるみのタレをかけて、いざ実食!!つきたてのお餅は売っている餅とは違い、弾力がない代わりにとても柔らかく粘りが強いです。そのおかげでタレや粉が絡みやすく、お餅全体にくるみやきなこの味が付いてとてもおいしい。まさに、「くるみの味がする」!

 

 くるみのタレもとってもクリーミー。そのまま食べるのと加工するのとでは味の印象が全く違って驚きです。なめらかな舌触りで、木の実の油分に加わった砂糖と醤油の甘しょっぱさが絶妙!生クリームを食べているようような贅沢感が味わえます。まるで和菓子版ショートケーキのよう…。

 

 みんなでお餅を味わった後は、活動最後の総括の時間。皆勤賞の表彰があり、閉講式が行われました。みんなの思い出に残ったのは主にキャンプと登山ということで、次があったら絶対に一緒に行くんだ…と心に決めました。

 

 年内の活動は今回で終わり。帰りのバスの中で、今年6年生の子はもう来年にはいないんだな、次はどんな子が来るんだろうな…と感傷にひたってしまいました。全ての活動には参加できませんでしたが、限られた回数でも感傷的になるほどの思い出をくれたみんなに感謝です!来年もこの素敵な活動に、沢山の子供たちが来てくれますように!!以上、おわりです!

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