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秋の収穫ダイジェスト

 

 11月4日、鱒沢での活動日。いいお天気です。クレソンの収穫、パドロンの収穫、干し柿のための柿取りにわさびの苗の植え替えと、一日で沢山のことが経験できて楽しかった!!

 こちらはわさびの苗。いただきものだそうですが、ポットの土に生えた苗は初めて見たので興味深かったです。一本一本がとても細く、小さいので、ピンセットでより分けるのが大変でしたが、細かい作業は好きなので、時間があっという間に過ぎていきました。

 優しい光に透けた葉っぱには、若く、小さい生き物特有の、純真な生命の輝きがありました。植え替えた後に残った苗は裏山の湿った場所に移植して、しばらくしたら様子を見にいくことに。しっかり根付いてくれるでしょうか。

 

 その後はクレソンの収穫。水辺に生える植物であることをこの時初めて知りました。ハサミを使わずとも、手と爪を使えばポキンと折れるので簡単に集まります。

 湧き水の流れの上に茂っている茎をポキポキと収穫していくのが楽しい!眺めているととても美味しそうだったので、帰りがけに別の場所に生えていたものを試しに口に入れてみたのですが、これがすご~くえぐい!形容しがたい渋みと苦みに、”後悔”の二文字が浮かびました。生育状況にもよると思いますが、生クレソンは人を選ぶことがよく分かったので、次は過熱して食べたいです。

 

 お次はパドロンの収穫を。

 

 てっきり夏の間にしか収穫できないと思っていましたが、こんな秋にも沢山なっていました。遠野ホップ収穫祭でも沢山のお客さんに味わっていただけたかと思います。ビールにピッタリの遠野名物としてこれからも頑張ってほしいですね。

 

 それが終わった後は、干し柿用の柿の収穫!落ちゆく日の光に照らされた実が秋を物語っています。

 

 このあと小さなハンドル式の皮むき機で皮を剝いて干し柿にしました。干し柿にするための皮をむく器具が存在するだけでも驚きでしたが、プラスチックのかぎが付いていてそのままヘタを吊るせるような専用の紐まで売っているらしいです。(使っているかいないかはお宅による様子)それだけ「干し柿」という食文化がメジャーなものであることが実感できました。

 他のお宅でも干し柿作り(皮むき)を体験させていただきましたが、小さな柿をひとつひとつ包丁で剝いていく過程も素敵なものだと思います。日々のことを語らいながら柿を手にとり、皮に包丁を入れていく時間は、都市のせわしない生活とは縁遠く、太陽の傾きと同じ速度で進んでいくようなゆったりした一日でした。

 さて、この柿を取ったとき、思わず写真に収めたのがこの馬葡萄です。

 

 

 木に絡まっていたのを取り除いたのですが、あまりの美しさに思わず意識が吸い寄せられてしまいました。まるで宝石のように鮮やかで、ラピスラズリやトルコ石、アメジストが木の実だったらこんな感じなのだろうか、と思うくらいに見事な色合いでした。視線を動かすと、藍色に近い青→空色→ぶどう色とどんどん変わっていく配置も素晴らしい。秋の茶色い木々の中にあるとやや怖いほどの存在感です。

 後に調べて分かったことですがこの植物、薬として民間療法的に用いられるそうです。遠野でも使われている方がいらっしゃるのだろうか…?

 そんなこんなで色々とやっているうちに一日が終わってしまいました。今日もいい日だった!それでは!

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