めがね橋夜まつり

 8月13日はめがね橋夜まつり。司会とさんさの踊り手として参加させていただきました。

 当日は風こそあるものの、気温はさほど高くなく過ごしやすい夜でした。スポットライトに照らされ、神楽の舞台が夜闇の中に浮かび上がります。

 

 参加された神楽団体は、鱒沢(ますざわ)神楽、塚沢早池峰(つかざわはやちね)神楽、上宮守(かみみやもり)神楽の三団体。その他、和太鼓の和會(なごみかい)、下郷さんさや湧水鹿(しし)踊りと、宮守町内の芸能団体が肩を並べた共演会(祭)と相成りました。鹿頭に付けられた毛や衣装の布が風に踊る様子はなんとも様になっており、舞台で踊るのとはまた違う、屋外の良さを感じます。

 

 さんさ踊りと司会席を行ったり来たりしつつ、なんとか仕事をこなせて一安心!

 強い夜風に吹き付けられ、着物の袖や豆絞りがなびいて、前掛けの鈴が踊ります。歌声すら風に流されるようなステージは、客席からはさぞ幻想的に見えたのでしょう。

 祭りのあと、司会席の片づけも終わって帰路に付こうとしていた時、一人の女性が声をかけてこられました。

 曰く、今日の下郷さんさ踊りにとても感動して、思わず涙が出てしまった。自分は普段ここ(遠野)に住んでいないのだが、縁者の関係で訪ねてきた。タイミングが良かったため、地元の郷土芸能を見に来たが、素晴らしいものを見られて本当に良かった…。などなど、踊る側としてはこれ以上ないほどのお褒めの言葉を頂きました。

 

 その時の私は、着換えの時間がなかったこともあり、さんさの衣装を身に着けたままだったのですが、地域の新参者の自分でも、お客さんにとっては一括りの「踊り手」なんだなあと実感した瞬間でした。

 その後にも、もうお一人、お褒めの言葉と共にさんさの由来について聞いてこられた方がいらっしゃいました。この方々のおっしゃった事や、感動を伝えて下さった時の生き生きとした嬉しそうな表情は、私にとって素晴らしい思い出になりました。ありがとうございました。

 

 その後、舞い上がった私がさんさのリーダーに「こんな方々がいらっしゃいました!」と時間も考えずに電話をしたのはまた別の話。(夜の9時過ぎだぞ!)こころよく話を聞いたあと、一緒に喜んでくれたリーダーさんも、本当にありがとうございました。

 それにしても、こっちの夏の夜は涼しいです。関東の皆さんも、避暑地の候補に遠野を加えてみてはいかがでしょうか?日中は暑い日も8月にお越しになる際は、是非夜まつりを見にいらして下さいね!

Pocket

印刷用ページ表示 印刷用ページ表示
印刷用ページを表示させると画像が印刷できます。
なお、不要な部分は印刷されません