久田鹿踊り見学

 

 7月14日、達曽部湧水の鹿踊り・神楽の方々と共に、公演会場である江刺市藤原の里へ!

 

 

 行山流久田鹿踊りは、達曽部湧水に伝わる鹿踊りの源流とされる流派で、今回の公演はそのお手伝い。

 

 こちらで使われる頭や衣装を初めて目にしたのですが、自分が見たことのある鹿の頭と違って、顔が立体的で丸みを帯びています。

 こちらは後ろ姿。この日は奥州藤原氏、清衡公供養のための奉納でした。衣装も柄が多く鮮やかです。蓮の花や鱗文様、角の付け根には色紙が。両脇に付いている青い布が深い色の生地に映えて鮮やかです。

 

 

 

 

 こちらが鹿の頭。目と目の間には赤い模様が描かれており、何となくエキゾチックな雰囲気を醸し出します。

 観客が盛り上がる踊りも好きですが、奉納の為の踊りというのはそれとはまた違って、何とも言えず味わい深いものがあります。芸能が担う役割・求められるものは、場所や相手によっても異なってくると思いますが、その違いが生む多様性こそが面白さの一つであると思います。

 

 ここからは久田でなく、湧水の話。自分たちの踊りは、お客さんに魅せる為の踊りと違い、動きがあまり大きくないのでパレード映えはしないという舞い手の方。

 しかし、湧水の神楽や鹿踊りには、何とも言えないいぶし銀の輝きを感じます。担い手の方々のお人柄や、神事に向き合う姿勢がそう思わせるのでしょうか。

 

 芸能の本質の一端は、芸能を中心に人が集まり、場を作ることだと思っていますが、そこに介在する様々な要素を言葉にしようとするとうまくまとまりません。あるいは言葉にできないものを作り表現することと、舞い踊ることは、何か一つの大きな流れの中に存在するのかもしれない、とも思います。観客の視点からでは見えないことが見えているはずの今、その魅力をうまく発信していけるよう、努力していきたいです。

 

 

 舞を終えた後。こんな写真が撮れるのも今の自分の特権ですね。ありがとうございました!

 

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